ちときな臭い話。
というかここしばらく国際情勢書かなかったら2通ばかりメールで
「オラ、国際情勢そろそろ書けよ」とか
「選挙もいいけど外事もね」とかやってきた。
そんなにアレならもっと詳しく廃人クラスで考察してるブログもあるんじゃねーのか、とかも思いつつ読者様は神様なので言う事聞いてみる。
というか私のブログって、外事、軍事みたく政治関連じゃないんですがね(;・∀・)
テクノロジーとかそのへんもやりたいし、やってるつもりだったのですが(;・∀・)
もはや「 未来予想図(メモ)(
http://mebius1.jugem.jp/?eid=166)」やら「違うんですよ、先生(
http://mebius1.jugem.jp/?eid=167)」の焼き直しになるとは思うものの、
中国とロシアが大規模軍事演習しやがりました。
http://www.asahi.com/international/
update/0825/010.html
まぁあれこれも背後関係はあるものの簡略化して考えると、
これはどこかと協力して戦うとかテロとかそういう意味ではなくて相互の利益が共振した結果だろね、という事になりそうな。
中国からすれば来るべきオリンピックと上海万博が終わる、いや、その前あたりに始まる不可避な中国バブル崩壊による大不況の民衆の不満、暴動をどう抑えるかという点において反日運動をなんとか盛り上げたいところですが、2010年以降のバブル崩壊の大不況に関して言えばそんなもんじゃあどうにもならんだろ、という点についても中国共産党も恐らく察している事と考えられます。
なんでそう共産党が認識してんのとか言えばこのところの軍事費の狂ったような増額と多数の軍事演習、潜水艦などの海洋での進出っぷり、このへんからもう来るべき時に備えとるな、という感触がつかめるからです。
おそらく中国はこれから起こるべくして起こる大不況の大暴動を共産党への不満を爆発させる逃げ道としては外に敵を作って戦争行使で体制維持を考えている、というかまぁいろいろ背後の理屈はあるんですけど、台湾攻めるしか共産党に活路がないって状況は予想してんだろうな、ってとこです。
共産政権のくせに市場経済導入したんだから、なるべくしてなるわけでありますが。
さて、台湾のヘッドしてた昔の総統が「2008年から2010年の間に台湾の憲法制定をする」と言ってましたが、これがまぁ基本的には攻め込むネタですな。
今年に中国が反国家分裂法なんてもんを制定して、まぁさすがにアメリカあたりが「おいこら何してんの」程度のツッコミは入れたものの共産党にとっちゃあ死活問題なわけで。
と、いう中国のお国事情がまず一つ。
んじゃそんときアメリカは?というともちろん黙ってるわけにはいかないわけで。
というかその機会を虎視眈々と狙ってる、、というと少し語弊があるんで、中東終わるまで、まぁ待っておいてね、な状況なんで6カ国協議とかでお茶を濁しつつ極東はまぁほっておきたいのが本音。
ただ中東がなんとかなったらとにかく、基本方針である「世界の唯一の覇権国家であり続ける事」という
マニフェスト・ディスティニー(日本で論じられるマニフェストとは次元の違う何がなんでもせねばならない至上命題の事)に従って
経済の血液である原油を抑え、中国への供給源を握り、イラクが行った原油決済通貨のドルからユーロ移行を潰し、中東の覇権を確立し、中国の後背を脅かしつつ、中央アジアの各国で政府を転覆して親米政権と樹立して(キルギスやウクライナの件)、とにもかくにも、
No2たらんとする中国を、中東が落ち着いたらぶっつぶして親米政権を樹立したい。
そのために台湾が独立だーとか言っても今は、まぁ待てやな態度しつつも時期が来たら弱腰になってる台湾たきつけて独立宣言させちゃうんジャマイカと。
という行動を取る事と思われます。もちろん中国も黙っていないため抵抗します。ま、勝てないけど。
だって世界中の通常戦力集めたってアメリカ様の軍事力にはかなわない。今のところ宇宙最強。
それでも、それまでとにもかくにも共産政権は軍事力を多量に抱えておきたいわけですな。
善悪論で論じても始まらないんですけど、目的が起きたから戦争は起きるのではなくて、目的があるから覇権国家は戦争を起こすのです。
偶然に何か起きたから戦争が発生するなどは現代において幻想です。
戦争は何年も前から準備期間があるからこそ遂行する能力があるわけで、大きな歯車がゆっくり回るように。ようするに金も物もいっぱい消費するんだ、って事です。
まーあの国は戦争やめたり、日本に債権回収要求されたりしたら一発で覇権国家から倒れるような国なので、必死の延命措置なわけです。
と、いうのが米国のお国事情。
さーて、それを見ているロシアはというと、ソビエト崩壊によって一度国が衰亡し、再生をしようとしている状態。
国家のライフサイクルから見ても古いというより、新興の部類に入れても良いのかもしれない。
で、米国との相互確証破壊の戦略によってしこたま核弾頭抱え込まされて破産に追い込まれた過去の轍を踏まないためにも
ロシアのマニフェスト・ディスティニーは「世界を多極化する」という事になる。
つまり米国と中国を疲弊させて新たに脅威を与える存在になりたいという事。
国家の勢力なんてものは相対的なもので、相手よりも強くなる必要はなく、相手が自分より弱まってくれればそれでいいわけで、それを行おうとしている、というかそれをしないといけない立ち位置にいるのがロシアなわけです。
中国には軍備と石油を上手に供給して稼いで、米国と中国とのキャスティングボードを握る。
まぁ中国だってルール破りまくりじゃねーかと賛否はあるもののイラク戦争時は反対票を中国とロシアは投じて国際法遵守の側につくなど、法を守る側に立つこと。
まー両国とも法なんて知ったこっちゃねーな精神なんで、米国が守ってないのを際だたせるためだけですけど。
まぁそんなとこでしょうかね。そういう図式がそろそろ軍事演習なんかで断片的に見えてきたと。
でも、ま、中国に民主政権できるんならいいかなー。
とか思ってる人は悶絶平和ボケ、さすが日本人という甘っちょろさです。
なんでかというと以下に記します。
まず最初に中国と米国が戦争したら中国って核兵器使うんでねーの?というのもありますけど、
まー使う可能性ありますよねえ。で、普通核兵器使うとしたらどこに打ち込むの?というと、そりゃ普通軍事拠点。たとえば司令部とか。
というか中国としては敵の戦力を効果的に分断するには軍の脳にあたる司令部を破壊する事しか勝機はない。
で、どこだ、米軍の司令部は。というと
米軍の陸軍司令部は? 日本の座間
米軍の海軍司令部は? 日本の横須賀
米軍の空軍司令部は? 日本の横田 三沢にもなんかあったっけ
第3海兵遠征軍は 日本の沖縄
おおお、日本に集中しまくりんご。
えっとですな、米軍のトランスフォーメーションで移動してきてるんです。はい。
そんなもんなんですよねえ。米軍再編っていうけど、ただの人員整理だけだと思うなんて単純な思考で米軍の大規模移動なんてしないですよ。
それなりに各国への戦略性やリスクヘッジがなければ、ただ単に経費がかかるから、とかで軍事なんてもんを整理なんてしないわけです。そもそも存在自体が金食い虫なんですから。
で、中国が日本に攻撃するなんて、日本は何もしてないのに無茶だろというと、
国際法上、敵国の軍事的支援を行う国は敵国となるわけです。
ミサイルが頭上に飛んできて初めて気付く事になるわけです。
日本も世界の中の一つの国なんだ。と。ナンバー1にならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン、、でもないという事を。
それを回避するためには今からしておかないといけない事が山盛りではあるのですが、、、、
っと、ここからがタイトルの内容になるけど、
書くのに疲れたためまた今度にでも。。(;´Д`)