まぁとにもかくにも損をぶっこいた(もう再起不能、樹海逝きくらいの)人が大量生産した今回ですが、
これはきっかけにすぎなくいつかはこれほど上げていた株価の暴落は予期できるもんだし、自己責任といえばそうですけど、
個別に分けて言うと、ライブドア株主。
この人達は本当なら仕方ないところです。ライブドアは結局株式市場の資金を自分の財布のように経営してきた連中の会社ですし、100分割なんてはっきり言って許せない行為だ。
しかし、ルールはそれを許しているから、そこに投資するかしないかは個人の判断なのです。
儲かればなんでもいいって昨今の考え方やとりあえずわからんからライブドア、な考えのやり方ではもう仕方ないとしか言いようがありません。
でもです。でも。それが理屈なんですけど、今回はそれに対しての痛手が普通じゃない。
これほど報いを受けるほどの事ではないと思うのです。ここまで酷い目にあうような事じゃない。絶対行きすぎだと思うのです。
これははっきり言えるのですけど、ライブドアがここまでの混乱を招いた、というのは言い過ぎです。
どちからといと逆にメディア、そしてマネックスビーンズを初めとする一部の証券会社は重罪です。
証券会社についてはもう前述しました。マネックスの信用掛け目ゼロが、強制捜査翌日の市場の混乱を拡大させました。
ライブドアグループの大量の売りは午前中で、ああ、こんなもんという流れができていたのに、場中のマネックスの急な掛け目ゼロの発表のせいでマネックスの口座の人でライブドア株を信用の担保として使っていた人は一気に追証の世界に突入して半ば強制的に他銘柄の売りをさせられています。
こいつがはっきり言って市場全体に波及して新興の暴落を発生させそれに巻き込まれた多数の人が再起不能な負債を抱えた事になります。
そして私が今回もう呆れ果てたメディア。
醜い。醜すぎる。メディア自身が市場をここまで酷い状況に追いやった張本人だというのに、まったく自覚はなし。
それにしてもさすがのさすがにもう、メディアについては見放しました。呆れ果てた。
自分を成立させている企業、さらにメディアは特別なのだという傲慢さを傷つけられたという事に対して、報道という手段で復讐をしている。
こんなの許されるのかよ、とか思いました。
さっき見ていたテレビでは逮捕後、容疑者は全裸にされて検査される、だの、もう眠れない夜がずっと続くのです、とかもう観念するしかないとか、暖房もないから生活の落差を身にしみらせるだろうとか、誰がそんな事を聞きたいんだよ、とか思いました。
なんつーか、下品だし品性のかけらもない。
そんな凶悪犯罪なんかね。これって。
株式市場参加者にインタビューしてる人ももう少し勉強するなり経験のあるレポーターを使ったらどうなんだろうか。
はー?とか勘違いも甚だしい、予習もしてないというか。普通公衆の面前でそんな話をする時、多少本を読む程度は誰だってするだろうが。
昼のワイドショーでは
「ライブドア幹部が株価を上げようとする事は悪いことだと思わないと言っていたことがわかりました」って言ってた時、
さすがに、「・・・はぁ?あ、当たり前じゃねえか」とテレビに向かってしゃべってしまった。
いろんなものを混ぜて「ホリエモンは極悪人」のような印象操作は間違いなく行われている。
整理すれば何がダメなのかとかすぐわかるのに、わざと説明していない。
極悪人にしたいから。
株式分割だって問題があるわけじゃないし、時価総額経営だって普通にある。
M&Aだって悪じゃない、ファンドの運営のどこが違法なのやら。
虚業虚業ってうるさいが製造業以外はすべて虚業なのか、職業である以上、虚業なんてものはない。
株式交換と言いながら自ら株式を売り抜けるのはダメだ。
資金調達を目指して意図的に資金がぐるぐる回る仕組みを作ったのはダメだ。
何が疑義がかかっているのかなんて整理すればすぐわかる事なのに、それをしないのはそういう意図があるから。
そしてその意図と、それをすればどういう事になるかという知識の欠如のためにこのように市場に参加している者の死屍累々ができあがってこんな悲惨な事になってしまっている。
・・・・・まったく。今回ばかりは愛想が尽き果てたよメディアには。
あんまりはっきり書くわけにはいかないけど
というかさっきの資金がぐるぐる回る仕組みこの仕組みというかフレームワークというか。
これって最初に考えたのってホリエモン達かねえ?そうじゃないだろ。
ヒルズの人達は結局のところ似たようなもん。
昔からこういうやり方をしてる人ははっきりいたし、その人達はもう証拠もないだろうし、今やってる人ももうすでに蓋をしてるだろうし。
というわけで出た杭を東証も証券監視委員会も検察もメディアも政界もよってたかって叩きつぶしてこれにて終了、なのかね。
TBSと楽天がお互い株価を、、、、ん、言い過ぎた、やめとこ。